カント
こないだ、NHKでカントの番組をやってた。
哲学者のイマヌエル・カントのこと。
哲学なんてまったく興味もなかったけど、な~んとなく見てたら、けっこうおもしろかった。
ざっくりまとめてみると・・・
物事を認識するときには、反省的に検討してみよう。つまり「批判」的にみてみようというのをベースにする。
批判をするときに、「対象に従って認識する」のではなく、「対象がわれわれの認識に従う」とする「思考法の転変(=コペルニクス的転回)」を考えていく。
客観的に妥当性を持つ物事っていうのは、「物自体」ではなく認識能力によって規定される「現象」と見なす。
無理矢理短くまとめてみたけど、だいたいこんな感じ。
例えば、今、目の前にパソコンがあるから、それがパソコンだっていう認識するんじゃなくて、主体となる自分が、パソコンという認識ができるので、パソコンがパソコンとして存在するということ。
逆に、パソコンって認識できなかったら、そこに存在していもパソコンとしての存在は無いのと同じっちゅうこと。
石ころ帽子をかぶせた状態、みたいなかんじか。
なんか、言葉遊びみたいやけど、量子力学的やなと思った。
観測する前は確率的にそこにあるかもしれない的な状態から、観測して初めて位置が決まる、みたいなやつ。
もうちょっとカントを掘ってみよう。